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夏休みだからこそわかる、学校給食の重要性

夏休みだからこそわかる、学校給食の重要性

アイスに、スイカに、かき氷に、ジュース。

暑い夏には毎日のように食べ飲みしたくなるこれらのデザートたち。私が小学生の頃は3~4日に1回はかき氷を食べていたような記憶がある。食べすぎ?だって、色鮮やかで、甘くて冷たくて美味しいから……

そんな子供たちがいるお父さん・お母さんには、一つ見てほしい研究結果が先月(2015年7月)発表された。

 

夏休みには肥満につながりやすい行動が増える

アメリカの学校保健専門誌『ジャーナル・オブ・スクールヘルス』において、コロンビア大学が本研究の報告を行っている。そこには以下の結果が書かれている。

「夏休みなどの長期休暇中は、子どもの生活習慣に肥満につながりやすい行動が増える。そしてその現象は、どのような経済状態の家庭でも同じように起きている。」

もともとアメリカの低所得層の家庭では、夏休み中に子供が勉強を続けることが困難になるため、経済状態による成績の差は夏休みに広がる傾向があるとされてきた。そこでこちらの研究グループは、夏休みなどの長期休暇中に、子どもの肥満につながるリスク要因の差も、経済状態によって広がっているかを調べることにしたようだ。

使用したのはアメリカの全国健康栄養調査年分(2003~2008年)。小学校1年生〜高校3年生に当たる769人のデータだ。食習慣は1日あたりの総摂取エネルギー、野菜のカップ数、砂糖のティースプーン数を分析(それ以外にも生活習慣ではテレビの視聴時間、中程度〜強度の運動、カロリー消費について検討している)。それらを元に、通常の時期と休暇中について比較した。

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野菜が減り、砂糖が増える

食の項目に関して具体的に見てみると、夏休み期間中は子供たちの野菜の摂取量が通常の時期より1日あたり0.2カップ減り、砂糖は1日当たり2.1ティースプーン(約10g)増えた。砂糖10gとは、WHO(世界保健機関)が定めている一日あたりに抑えるべき砂糖摂取量の上限値(25g)の5分の2にもなる。1日で考えると微々たる差に感じるが、1〜2ヶ月続くと考えれば無視できないレベルの話ではないだろうか。

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学校給食に感謝!

今回私が伝えたいことは、夏休み期間中の子供の食生活を保護者がもっと管理すべきだ!気をつけるべきだ!といったことではない。学校給食という仕組みがどれだけ子供たちの食環境を支えているのか、そういったことを改めて考えるきっかけになればと思い取り上げてみた。

最後に少しだけ紹介するが、世界では学校給食を改善しようと動く人々がたくさんいる。つい先日、TEDスピーチで話題になったジェイミー・オリバー氏もその中の一人だ。世界の学校給食に注目した時に思うのは、日本の学校給食は世界でもトップレベルだということ。FacebookやTwitter等ではどうしても批判的内容が目に付きやすい。が、まずは学校給食を通して子供たちを日頃から支えてくれている人たちに感謝することを忘れてはいけないだろう。

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